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アスペルガー症候群(Asperger's Syndrome)の特徴と相談先について
アスペルガー症候群(Asperger's Syndrome)とは発達障害のカテゴリの中のひとつで、対人関係の構築が困難であったり、こだわりの強さをよくお見受けすることが特徴です。
アスペルガー症候群(Asperger's Syndrome)の特徴と相談先について解説致します。
アスペルガー症候群(Asperger's Syndrome)とは
自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)の一部に一時的に読みこまれる神経発達障害と言われています。 知的能力や言語発達に大きな遅れがないものの、対人関係や社会的なコミュニケーションの面で特徴的な困難(遅れではなく、困難またはズレ)が見られる点が主な特徴です。 現在は、アスペルガー症候群という名称は「自閉スペクトラム症(ASD)」に統合されることが多くありますが、軽度から中程度の症状を持つ人々に対して「アスペルガー」という呼称が依然使われております。
アスベルガー症候群のお子様への関わりについて、まずほぼ共通認識になっているのは、お子様のこだわりをまずは肯定(受容・追認)しましょうということです。
そこは、お子様の現にある世界のすべてです。そこに割って入るのは、お子様のファンタジーの中に入ってくる悪魔と同じ。お子様は当然に逃げ、抵抗し、防御はますます硬化します。重要なのは、親や保護者がそのこだわりの背景を正しく、適切なサポートを提供することです、、、ってどこでもだれからもいつでも言われ続けた言葉、、、でもやはり最終的にはそこにたどり着きます。とはいえ今は素直にその言葉が聞こえてきませんよね。ご一緒に少しずつ整理しましょう。
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)の主な特徴
1.対人関係の困難
アスペルガー症候群のお子様は、社会的な交流に難しさを感じることがよくあります。他人とのコミュニケーションにおいて、微妙なニュアンスや非言語的なサイン(例、アイコンタクトや表情、ジェスチャー)を理解するのが難しく、その結果、他者との関わり方に困難を感じたり、ご本人の魅力を理解いただけない困難が生じています。
2.興味や活動の狭さと強いこだわり
アスペルガー症候群のお子様は、特定の興味や活動に強いこだわりを持ち、他のことにはあまり関心を示さない(示す余裕がない)ことがあります。このようなこだわりが生活に強く影響することがあり、ルーチンや習慣の変化に対して強い不安やストレスを生じてしまいます。
3.言語や知的能力の発達は定型と並行
アスペルガー症候群のお子様の多くは、知的能力や言語発達に大きく遅れをお見受けいたしません。しかし、言語の幅が狭く特殊であることが多く、特に冗談やフランクな言葉をそのままの意味で捉えてしまうことなど、日常生活を送るにあたっての障害に当たってしまうことが多くあります。
4.感覚過敏
アスペルガー症候群のお子様は、感覚に対して過敏なことがあります。音や光、触覚など、日常の中で特定の感覚刺激に過剰に反応しやすい、音量やリズムの変化にたいして過剰に反応する場合があります。また衣類の素材について、普通では考えにくいこだわり、または恐怖を感じる方も多くあります。
5.コミュニケーションの特徴
アスペルガー症候群のお子様は、会話やコミュニケーションにおいて特有のパターンが見られることが多いです。例えば、一方的に自分の興味のある話題を長く話す、相手の反応や興味を待つことなく話してしまったり、他人の話を全く聞き入れないことも多くあります。 他人の感情や暗黙のルールを理解するのが難しいので、園や学校、そして成長後の社会で困難を感じることもあります。
6.ルーチンや順番への強いこだわり
日常生活におけるルーチンや順序に切迫性が強いこだわりを持つことが一般的です。日課やルーチンが崩れると、不安や混乱に陥ってしまいます。それは問題行動ではなく、お子様にとっては恐怖であることが多く、恐怖と混乱をどうやって取り除いていくか、やり過ごしていくかを考えていく必要があります。
7.共感の難しさ
他者の感情を理解することが難しいとはいえ、アスペルガー症候群のお子様が共感能力を持たないわけではなく、感情の方法が異なるだけのため、他者に対する共感を示している箇所をこちらが見つけて差し上げる必要があります。
8.得意分野の存在
アスペルガー症候群のお子様は、特定の分野で非常に優れた能力を発揮することがよくあります。このような強い集中力や興味を持って特定の分野に興味を持って、専門職や研究分野で成功する人も多く見られます。この得意分野を見つけて伸ばしていくことが、自信を持つことや社会に貢献するための重要な要素となることがあります。
アスペルガー症候群は一生続く特性ですが、正しい支援や周囲の理解を受けることで、その症状が見えにくくなって、ご本人が自分の能力を最大限に発揮し、充実した生活を送ることが期待されます。社会全体での理解と支援の向上が、アスペルガー症候群の人々がより良い生活を送るための鍵となります。
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)があるお子様への関わり
アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)のあるお子様との関わりの際に、関係性を良好に築くための方向性をご案内させていただきます。
1.明確で具体的なコミュニケーション
アスペルガー症候群のお子様は、オープンクエスチョンや暗黙の了解等を理解するのが難しいことがあります。冗談や段階を避け、具体的なわかりやすい、短いストレートな言葉を使いましょう。代名詞もできるだけ避けておきます。
2.相手のペースに合わせる
アスペルガー症候群のお子様は、他者のペースに惑わされてしまう事に一番の恐怖を感じ、緊張からかなり力強い反発を招いてしまいます。相手のペースを尊重し、無理に会話を続けたり、すぐに反応を求めたりしないようにしましょう。お子様にとって安心できる環境を作ることが大切です。
3.興味や特技を尊重する
アスペルガー症候群のお子様は、特定の分野に強い興味を持つことが多く、その分野で非常に深い知識を持っていることがあります。その興味や特技を尊重し、共通の話題として会話に取り入れて、情熱を共有し、敬意を示すこと、褒めることが重要となります。
4.感覚の敏感さに配慮する
ASDのあるお子様は、音、光、触覚などに対して過敏であることがあります。過剰な刺激を受けると、非常に不快(というより恐怖)に感じる場合があり、刺激を避けるまで固まっていたり、大声を出して助けを揉めることがあります。合理的な配慮をする必要があります。
5.ストレスを感じた時の対応を理解する
ASDのあるお子様は、予測できない状況やルーチンの変化にストレスを感じやすいことがあります。そのため、急な予定変更や不測の事態が起きたときに、どのように対処するかを事前に一緒に話しておくまた、本人がストレスのストレスを感じているときは、少し時間を置いて着ける場を提供することが大切です。
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)のまとめ
アスペルガー症候群は、自閉スペクトラム症(ASD)の一部に一時的に認められる神経発達障害と言われています。 知的能力や言語発達への遅れよりも、対人関係や社会的なコミュニケーションに困難が良く見えてくるのが特徴です。現在では「アスペルガー症候群」という名前は使われず、「自閉スペクトラム症(ASD)」の一部として分類されています。
アスペルガー症候群(ASD)は、社会的なコミュニケーションや対人関係に特徴的なご様子を見受けます。しかし周りの配慮と行きづらさの自覚との中で、社会で自立した生活を行うことは十分可能です。医療や教育、療育保育、日常生活支援などの多様な支援を活用し、お子様が安心して成長できる環境を整えることが重要です。
障害と見立ててマイナスの思考をせず、特性ととらえてどうしたら個性を発揮して周りとハレーションを起こさずにすむかということの方が、お子様と保護者様と周りのお友達との関係性は円滑であることが多く見受けます。






