成長事例

セラピー日記

2024/04/15

人と人の間で学べる事を考えていきます

私達はご家族、お子様御本人の支援の為に日々地域でのつながりを作っています。
その繋がりは、多くの保護者様が話を聞いてもらえる、相談して貰える場所が増えるようにと願うからです。そして、話ができる人達が増えていくということは、私達の施設を卒業した後もお子様や保護者様が将来にわたって、相談できる方、支えてくださる方々と出会えることに繋がるはずと信じているからです。

私達はその間、お子様、ご家族様と長くても数年の期間ですが、共に考え、共に歩んで、そしてその先の将来へお子様とご家族様が元気に歩んでいっていただけるように、ここで療育という方法でサポートをしていきます。

私達はてらぴぁぽけっとの教室の中で、さまざまな療育、セラピーを行っていきます。
今回は私達のセラピーの前半部分。主に集団での活動のお話です。

リズムウォーク

リズムウォークでは、歩くという基本的な体の使い方をします。

まだ未就学期では発達途上の「感覚」の処理を「周りの人とペースを合わせて歩く」事を手がかりにして、身につけていく療育活動です。

周りの人を見る。一緒に動く。一緒に止まる。大きく見れば、単調な動作です。しかし、体や感覚ははとても細かく働いています。だからその足はもちろん、手、目、首、を目的をそれぞれ持って動かしていかないと、体も脳もすぐに疲れてしまうことになるでしょう。それが無理なく出来るように毎日繰り返していく活動です。

体を上手に動かせることは机上での活動や遊び、食事、睡眠などの身辺自立などを行う上でも基礎になります。だから、私達はリズムウォークを一番初めに行います。

またリズムウォークでは「周りの人とペースを合わせて歩く」為に様々な方法や設定を行います。周りと別々の事をしてしまうのであれば、まずはそこに座るところから。あるいは先生と手を繋いで立って見る。

歩くスピードを合わせることが難しければ、先生が前を歩く。或いは手を繋いで一緒にペースを合わせていくことを学んでいきます。

歩いている内に体がゆらゆらしてきてしまう時は何かを手に持ちながら歩く事で、手から体を安定させて歩く、という事もあります。

始まりの会

始まりの会では、お子様が学んできたことを活かして、園や学校で過ごしている場面を想定して行います。
ですから、先生をよく見て、場面を読み取って、お返事したり、お話したり。ご挨拶したり、一緒に遊んだりします。

毎日積み重ねているセラピーが、もっと大きな場面だとどの様に表れていくか。学んだことを活かせているかをモニタリングしているようなイメージです。



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