成長事例

セラピー日記

2022/11/21

覚えた名詞をごっこあそびの中で自分から使っていました!

3歳のAさん。
こちらの保護者様は言葉の発達に関するお悩みから、てらぴぁぽけっとでの療育を希望されました。

Aさんはカードを使った物の名前を答える「物の名前の表出」というプログラムをしています。

先生「(コップを見せながら) これなに?」
Aさん「コップ!」
先生「そう!すぐ答えられたね、スゴイ!」
先生の指示を聞いて、ニコニコ笑顔で答えています。

どんな学習の場合でも、まずは限られた場面で確実に出来るようにすることから始めますが、 それが日常生活の中で活用できないと、療育として「できた!」とは言い切れないと思います。

そのため、私たちはそのお子様が学んだことをできるだけ、別の場面でも使ってもらえるように 遊びの中、集団活動の中で使えるように意図的に場面づくりをして、練習の機会を作っています。

プログラムが終わり、大部屋でおままごと遊びをしようと誘いました。

食器を並べ…

先生「お料理作ったから、お皿ちょうだい」
Aさん「(先生にお皿を手渡す)」
先生「お皿、ありがとう(おままごとのお野菜をのせ、食べるまね)」
先生「ご飯食べたら、喉乾いちゃったな。お茶のもうか。(コップを指差す)」
Aさん「(コップを手に取り、先生に見せながら) コップ 」
先生「そう!ありがとう~!コップだね。(飲むまね)ゴクゴクおいしいね」

プログラム以外の時間に、お部屋で勉強した「コップ」を自ら言えました!

現在は、カードを使ったプログラムを通し、伝えられる物の名前が増え、欲しいものがある時に指差しだけではなく「◯◯ちょうだい」物の名前+要求語で伝えられる練習をしています。

自分から発声できる言葉が増え、発声できる言葉が少しずつ長くなり、Aさんとの言葉のやりとりが広がってきています。

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